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アラキドン酸とアナンダマイド

皆さんは普段どのような食生活を送っていますか。
例えば、野菜中心のベジタリアン、あるいは肉類が好きな肉食かもしれませんね。
ダイエットを意識した食生活の方や、糖尿病をケアするための食生活の人もいらっしゃるでしょう。
食事の好みや食事による療法はみな個人差があり、これが正しいというものはありません。
体質や病気、求める体型や年齢によって変化していくのが通常でしょう。
しかし、あまりにも極端に偏った食事は本来身体に必要な成分を摂りこむことが出来ず、身体に大きな負担がかかり、病気を招く原因になりかねません。
特に最近ある成分が本来不足するはずではないのに、摂取量が低下しているのではないか、という深刻な事態も予測されています。
その成分とはアラキドン酸です。

特にアラキドン酸の役割は脳の成分の原料となり活躍するだけではないのです。
アラキドン酸はアナンダマイドと呼ばれる成分に変化を遂げますが、この成分は認知症の予防に素晴らしい効果をもたらすことが知られています。
認知症は高齢者だけにもたらされる病気ではなく、若年層にも起こる可能性がある病気です。
また、アナンダマイドはリラックス効果もありますし、幸福な感覚を強く与えてくれる成分です。
肉類を食べるととても幸福な感覚を覚えるのは、決して感情だけではなく脳が素直に反応している証拠なのですね。
私たちが日ごろ食べている食材は実に色々あり、肉類もその1つに過ぎません。
ただ、肉類を極端に遠ざけるのは、幸福な感覚も得られなくなりますし、身体に前向きとなる成分が不足することになります。
そうならないためにも肉類をヘイトするのではなく、量を決めて美味しく食べる方がおすすめなのです。
菜食主義の方の中には肉類に対してあまりいい感情を抱いていない人が多いですが、長生きの一つにはアラキドン酸の摂取が不可欠であることを忘れてはいけません。
美味しく食べることで幸せで、健康にもつながる素敵な成分を受け入れていきましょう。