EPA

アラキドン酸と老化防止

日本は今、超高齢化社会を迎えていると言われています。
確かに65歳以上の人口は増すばかりで、一方では出生率が低下し、逆ピラミッドの人口分布図が出来上がっています。
アンバランスな社会構造が深化していく中で、高齢者の年齢になっても自分できちんと生活できるということは幸福の1つの目安になっているといえるでしょう。
しかし、なかなか自分の健康を維持していくのは難しいものです。
出来れば高齢者になる前の中年の段階で、身体と脳のケアを行うことが求められています。
普段テレビコマーシャルや新聞の折り込みチラシなどでたくさんの健康成分が紹介されていますが、脳を意識した成分が健康の維持を目指す成分に比べると少なく感じます。
認知症を予防し、いつまでも健康な身体を保つには健康な脳を維持していることは、幸福な老後を過ごすためには不可欠な要素です。
近年脳に良い成分に注目も集まるようになってきたので、少しずつ脳に良い成分が知られるようになりました。
特にその代表格は「アラキドン酸」です。
今まで脳に良い成分として広く知れ渡っていたのはDHAでした。
しかし、脳の学習機能を維持している脳細胞の原料として、必須脂肪酸のアラキドン酸をきちんと摂取することの重要性に注目が集まっています。

年齢を重ねるとついつい食事から肉類を省いてしまいがちです。
でもちょっと立ち止まって考えてみてください。
100歳を超える高齢者たちの食事が時々テレビ番組で特集されていますが、実はほとんどの人に共通している事があります。
それは「肉類」をきちんと食べていることなのです。
肉や魚をバランスよく、年齢を重ねても食べることは非常に大切です。
なぜならアラキドン酸は肉類を中心に含まれており、脳の老化防止に大きな役割を果たしているからです。
卵などにも含まれているので、野菜だけの偏った生活ではなく、いつまでも脳を老化させないためには肉や卵も臆せず食べることが大切です。
認知症のみならず、アルツハイマーも寄せ付けないよう、脳を守りましょう。